2021年06月13日

【演奏会情報】黒岩悠×吉永哲道 西欧からロシアへ 〜名曲でたどる伝統と栄華〜

チャイコフスキーとラフマニノフによって隆盛を極めたとも言える、ロシア・ロマン派の音楽。西欧の伝統とロシアの文化・精神が融合するに至る道程を想像しながら、今回のプログラムを構成しました。
是非お聴きいただければ嬉しく思います。
吉永哲道


西欧からロシアへ 〜名曲でたどる伝統と栄華〜
黒岩悠×吉永哲道 ピアノ・ソロ&デュオ

〈日時〉
2021年7月11日(日) 13:30開演(13:00開場)
〈会場〉
宗次ホール
〈出演〉
黒岩悠(ピアノ)
吉永哲道(ピアノ)

〈曲目〉
[吉永ソロ]
P.チャイコフスキー:
18の小品 op.72より 第5番「瞑想曲」
F.リスト:
《詩的で宗教的な調べ》より 第7番「葬送」
[黒岩ソロ]
M.グリンカ:
ノクターン「別れ」
J.S.バッハ(F.ブゾーニ編):
シャコンヌ
[2台ピアノ]
P.チャイコフスキー(N.エコノム編):
「くるみ割り人形」組曲より
小序曲
行進曲
金平糖の踊り
ロシアの踊り
葦笛の踊り
花のワルツ
S.ラフマニノフ:
2台ピアノのための組曲第2番 op.17より
ロマンス
タランテッラ

〈入場料〉
一般自由席 2,000円
〈主催〉
宗次ホール
〈チケットお問い合わせ〉
宗次ホールチケットセンター Tel : 052-265-1718
チケットぴあ Tel:0570-02-9999[Pコード:197-201]


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posted by tetsumichi at 14:00| 演奏会情報

2021年05月25日

【演奏音源】2014年8月30日の演奏会より。

【華麗なる舞曲の饗宴 Vol.2 〜躍動する本能〜 吉永哲道&黒岩悠 デュオコンサート】より

J.S.バッハの作品への取り組みは私にとって大切なライフワークであり、フランス組曲はいずれ全曲リサイタルを行う予定でおります。
今回の音源は約7年前の演奏で、改めて聴いてみると自身の演奏に色々注文をつけたくなるところはありますが(笑)、私の「バッハの作品に対するアプローチの根本的な志向」は今も全く変わっていません。

生き生きと躍動し歌う、人間味溢れるバッハ。

この演奏からも、多少なりともそれをお感じいただける事を願って……。
どうぞお聴きください。

吉永哲道


J.S.バッハ:
フランス組曲第3番 BWV814

アルマンド
クーラント
サラバンド
メヌエット&トリオ
アングレース
ジーグ


吉永哲道(ピアノ)
Tetsumichi YOSHINAGA, piano

2014年8月30日、宗次ホールでの収録


*各曲ごとの頭出しの時間は、YouTubeの概要欄をご覧下さい。


posted by tetsumichi at 07:00| 演奏音源

2021年04月25日

【演奏音源】2016年4月26日の演奏会より。

【ヴェラ・ゴルノスタエヴァ先生の想い出に 日本の門下生によるコンサート】より

J.S.バッハ=F.ブゾーニ:
コラール前奏曲"来たれ、異教徒の救い主よ"BWV659
F.リスト:
2つの伝説より"波を渡るパオラの聖フランチェスコ"

吉永哲道(ピアノ)
Tetsumichi YOSHINAGA, piano

2016年4月26日、ヤマハホールでの収録


《演奏会当日のプログラムノートより》

「堂々と!この作品を弾く時、貴方はパオラの聖フランチェスコと共に波の上を歩んで行くのだから。」

2015年1月19日、私が11歳の時にヤマハマスタークラスでお会いして以来、モスクワ音楽院修了まで実に18年に渡り薫陶を受けたヴェーラ・ゴルノスターエヴァ先生が亡くなられました。冒頭の言葉は留学時代、リストの《二つの伝説》のレッスンで先生がおっしゃられた事なのですが、その時の先生の誇らしげな表情とともに今も私の記憶の引き出しに大切にしまわれています。

先生はまさにロシア語で言うところのкультурный человек(教養の高い文化人)であり、レッスンでは作曲家についての独自の見解や、また文学や絵画等を引き合いに音楽作品について語って下さる事が少なくありませんでした(10代の子供に対してもです!)。例えば、J.S.バッハの作品では常に宗教について触れられ、その様な体験の積み重ねが、私の中に音楽が何か真剣で深遠なものであるという思考を形成していった事は疑う余地がありません。
そして響きの重要性。
「音が響いていない」、「貴方の音には本物の声がない!」── 18年の間、いったい幾度そうご指摘下さった事でしょうか。勿論、人の琴線に触れる美しい響きの追究に終わりはありませんが、今の私の音が少しでも先生の御心にかなうものであるならば、私はただそれだけで幸せです。
そして先生の事を思い起こす度に…今更ながら思うのです。
芸術家として確固たる信念をお持ちになり音楽に生涯を捧げられたヴェーラ先生の生き方こそ、
Maestoso(堂々と)そのもではなかったかと。

感謝と、追悼の祈りを込めて演奏致します。
吉永哲道


posted by tetsumichi at 07:00| 演奏音源

2021年04月15日

35.最も美しい旋律。

「この世で最も美しい旋律は音階。」

モーツァルトやチャイコフスキーの音楽を思い浮かべると、私はこの言葉に深く頷かずにはいら
れません。

音階を無味乾燥に弾いてしまう人がいます。
まるで音階は音楽ではなく、指の訓練だとでも言わんばかりに。
ですが、考えてみて下さい。
音階を音楽的に弾けずして、例えば、いったいどうやって古典派の作品を演奏できるのでしょう
か?

音階の美しさに気づく事。
非常に意味のある事だと思いませんか?


posted by tetsumichi at 07:00| 音楽について

2021年04月05日

【終了報告】ムソルグスキーの音楽。

渡部智也氏の第7回バスリサイタル、2公演(3月26日、31日)が無事終了しました。

後半に取り上げられたムソルグスキーの「死の歌と踊り」は、作曲家の強烈な個性が顕著に現れ
た、歌曲集と言えども各曲がオペラのアリアの様に一つの場面を描く劇的な作品です。

作品の根底を成す概念は、“理不尽な死”。

子守歌……「幼子の死」
病気による死……「セレナーデ」
貧困による死……「トレパーク」
司令官……「戦争による死」

人間として生を受けた以上目を背けることのできない、突然の、理不尽な死。
ムソルグスキーは、私たちにその事実を容赦なく突き付け、鋭く問うのです。

“これが人間の運命だ。”
“お前がその事実に直面したならば、どうする?”

民衆の中に身を置き、恐らくその死をも自らのものとして追体験せんとしたムソルグスキーの生き
様が、この傑作を創作せしめたのでしょう。避けられない死を前に人はどう生きるのか。それは
現代社会においても、私たちがそれぞれに、深く思いを至らせる問題ではないでしょうか。

ご来場、ご高評いただきました皆さまに、深く感謝申し上げます。
どうぞ明日が良い日でありますように。
吉永哲道


第7回 渡部智也 バス・リサイタル
〜ダルゴムィシスキーからムソルグスキーへ〜

〈公演日程〉
2021年3月26日(金) カンマーザール in 立川
2021年3月31日(水) 紀尾井町サロンホール

〈出演〉
渡部智也(バス)
吉永哲道(ピアノ)

〈プログラム〉
A.ダルゴムィシスキー:
夜のそよ風
物憂くて悲しい
虫けら
結婚*
若者と乙女
九等官
庭園
ボレロ

M.ムソルグスキー:
歌曲集「死の歌と踊り」全曲
子守歌
セレナード
トレパーク
司令官

*は紀尾井町サロンホール公演のみ

〈アンコール〉
A.ダルゴムィシスキー:
私は貴女を愛した


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posted by tetsumichi at 09:00| その他