2018年12月18日

【終了報告】命の歌。

去る11月30日(金)、静岡市は顕光院本堂にて「こんちぇるてっくなお寺の夕べ Vol.3」を開催致しました。今回も多くのお客様がお集まり下さり、盛況の内に終えられました事を、出演者一同嬉しく思っております。改めまして、ご住職の木村文輝様をはじめ演奏会の為にご尽力下さった皆様、また当日お運びいただき温かく耳を傾けて下さった全てのお客様に、心より御礼申し上げます。



《森で生きている間、黙っていた。命を失った今、澄んだ声で歌う。》


これは、ある古いチェロにラテン語で刻まれていた言葉だそうで、演奏会に向けての準備の折に、メゾソプラノの山本彩子さんが教えて下さいました。


伐採され命を失った樹木が、楽器として姿を変え声を得る。

……ふと、ピアノも同じだと思ったのです。

ピアノもまた木が使われている楽器であり、奏者はその命を貰って音楽を奏でているのだと。


顕光院のコンサートで使用したピアノは、前回同様、約100年前にイギリスで製造されたアップライトピアノ。人の寿命に例えれば既に100歳を超えている訳ですから、当然、経年劣化故の演奏上の不都合が色々とあった事も事実です。けれども、鍵盤へのタッチ次第では非常に繊細で、今の楽器にはない良い意味で枯れた、味わいのある響きで応えてくれる。


ピアニストは一般的に自分の楽器を持ち運ばない(持ち運べない!)為、演奏会で楽器を選ぶ事はできません。ですが、逆もまたしかり。ピアノも自らの意思で弾き手を選ぶ事はできません。彼らはただ、弾かれる事を待っているだけなのです。


目の前に100年の歳月を経て尚、歌おうとしている楽器がある。

それならば、私がなすべき事はただ一つ。

その楽器が持っている一番美しい声……《澄んだ声》を引き出す為に、心を尽くす事。


ピアノから生まれる、木々の命の歌。

一心に楽器や音楽と向き合う事ができる自分の人生を、私は幸いに思っています。

またどこかの会場で皆様とお会いできますように。

吉永哲道


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2018年11月22日

【演奏会情報】大村博美ソプラノリサイタル

大村博美さんとのご縁に恵まれた事は、私の音楽人生における大きな出来事の一つです。伴奏を務めますのは今回の公演で3度目となりますが、その歌声を拝聴する度に、“世界に通用する声、音楽とはこういうものなのだ”と、感嘆とともに畏れに似た感情をも抱かずにはいられません。
それは、超一流の演奏家だけが持ち得る、心技を極めた凄み。
是非多くの方々にお聴き頂ければと願っております。
吉永哲道


大村博美ソプラノリサイタル

〈日時〉
2018年12月18日(火) 18:30開演(18:00開場)
〈会場〉
和光大学ポプリホール鶴川
*小田急線鶴川駅「北口」から徒歩3分
〈出演〉
大村博美(ソプラノ)
吉永哲道(ピアノ)

〈曲目〉
G.ヴェルディ:
オペラ「運命に力」より
“あわれみの聖母”、“神よ平和を与えたまえ”
U.ジョルダーノ:
オペラ「アンドレア・シェニエ」より
“亡くなった母”


〈入場料〉
4,000円(全席自由)
〈主催・お問い合わせ〉
村松  070-6463-7576
〈チケット取り扱い〉
町田市民ホール  Tel:042-728-4300(電話・窓口)
和光大学ポプリホール鶴川(窓口)
チケットぴあ  Tel:0570-02-9999(Pコード:133-277)
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=1851154


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2018年11月16日

【演奏会情報】愛知ロシア音楽研究会 第9回演奏会  リムスキー=コルサコフとペテルブルグの人たち

愛知ロシア音楽研究会 第9回演奏会
リムスキー=コルサコフとペテルブルグの人たち
リムスキー=コルサコフ没後110年記念
Римский-Корсаков и композиторы из Санкт-Петербурга

第9回となります愛知ロシア音楽研究会演奏会。
今回はリムスキー=コルサコフの没後110年を記念し、彼とペテルブルグにゆかりのある作曲家の作品が取り上げられます。
リムスキー=コルサコフの歌曲やピアノの小品等を通して、皆様に彼の音楽の魅力をご堪能頂けますように。
是非ご来場頂ければ嬉しく思います。
(私はグリンカのピアノソロの小品を2曲と、「リムスキー=コルサコフ編100のロシア民謡」の伴奏で出演致します。)
吉永哲道


〈日時〉
2018年12月7日(金) 18:30開演(18:00開場)
〈会場〉
ザ コンサートホール 名古屋・伏見 電気文化会館
〈出演〉
筧真美子、川畑久子、金原聡子(ソプラノ)
筧聰子、木村洋子(メゾソプラノ)
佐藤恵子、山下勝、吉永哲道、渡辺理恵子(ピアノ)
江頭摩耶(ヴァイオリン)
野村友紀(チェロ)
〈監修〉
安原雅之
〈企画・構成〉
筧聰子、相羽良美

〈曲目〉
別れ(ノクターン)  グリンカ …………吉永
「夜鳴きうぐいす」の主題による変奏曲(アリャビエフ原曲)  グリンカ

ズライカの歌 op.26-3  リムスキー=コルサコフ …………木村、山下
色褪せたばら色に遠く西空はくれゆき op.39-2
ヘブライの歌 op.7-2

私の涙からは op.2-4  リムスキー=コルサコフ …………川畑、渡辺
美しい女よ私に前で歌うな
「子供部屋」より 木馬で  ムソルグスキー

4つの小品 op.11  リムスキー=コルサコフ …………渡辺
1.即興曲  2.ノヴェレッテ  3.スケルツィーノ  4.練習曲

高みから吹く風のように op.43-2  リムスキー=コルサコフ…………筧(真)、佐藤
雲雀の歌は高らかに op.43-1
たなびき流れる雲はまばらになり op.42-3

3つの小品 op.15  リムスキー=コルサコフ…………山下
1.ワルツ  2.ロマンス  3.フーガ

「リムスキー=コルサコフ編100のロシア民謡」 op.24より
…………筧(真)、川畑、金原、筧(聰)、木村、吉永

「リムスキー=コルサコフ編100のロシア民謡」 op.24より
No.14、No.11  シチェドリン …………野村、渡辺
セレナーデ(チェロと弦楽のための) op.37  リムスキー=コルサコフ

暗い茂みで夜鶯は静まり op.4-3  リムスキー=コルサコフ …………金原、山下
静かに夕べは暮れゆき op.4-4
薔薇に夜鶯は魅せられ op.2-2

間奏曲  キュイ …………佐藤

「海辺にて」 op.46より  リムスキー=コルサコフ…………筧(聰)、山下
波は砕け、打ち寄せしぶきをあげる op.46-1
海は泡立たず、波は打ち寄せず op.46-2
揺れる海:波から波へ op.46-3
波は立ち昇り op.46-5

ロシアの主題による演奏会用幻想曲 op.33  リムスキー=コルサコフ
…………江頭、山下

〈入場料〉
3,000円(全席自由)
〈主催〉
愛知ロシア音楽研究会
〈後援〉
日本・ロシア音楽家協会

〈チケット取り扱い〉
愛知芸術文化センターPG
 Tel:052-972-0430
ミューズ音楽館
 Tel:052-910-6700
栄プレチケ 92
 Tel:052-953-0777

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2018年11月13日

【演奏会情報】顕光院  秋の本堂コンサート  こんちぇるてっくなお寺の夕べ vol.3

2016年6月に行いました静岡市は顕光院本堂でのアンサンブルコンサート、「こんちぇるてっくなお寺の夕べ vol.2」には、110名余りのお客様がご来場下さりました。多く方にご好評頂きましたこのコンサートを、今回再び、同じメンバーで集まり開催させて頂きます。
使用するピアノは前回同様、本堂に所蔵されている1910年から1911年の間に製造されたロンドンのバーネット・サミュエル・アンド・サンズ社のアップライトピアノ。
100年前の音色とともに、私たちのアンサンブルをお楽しみ頂ければ大変嬉しく思います。
お聴き下さる皆様との一期一会の機会となりますよう、一同心を込めて演奏致します。
吉永哲道


顕光院  秋の本堂コンサート
こんちぇるてっくなお寺の夕べ vol.3

〈日時〉
2018年11月30日(金)19:00開演(18:30開場)
〈会場〉
曹洞宗 顕光院 本堂
静岡市葵区研屋町45
〈出演〉
森谷佳奈(チェロ)
高田龍一(編曲・ヴァイオリン)
吉永哲道(ピアノ)
山本彩子(メゾソプラノ)
〈曲目〉
山本耕作:この道
P.チャイコフスキー:「四季」op.37bより 10月“秋の歌”
J.ブラームス:チェロソナタ第1番op.00より 第1楽章
The Beatles:yesterday
W.ゴメス:アヴェ・マリア ほか

〈入場料〉
一般  前売 2,500円  当日 2,800円
高校生・大学生  前売・当日 1,000円
中学生以下  無料
(全自由席)
〈主催〉
曹洞宗顕光院
〈協力〉
トラディショナルサウンド、工房ピアピット
〈お問い合わせ〉
お問い合わせ・チケット購入は顕光院へ
TEL:054-252-1337
http://www.shizuoka-kenkouin.com

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2018年10月19日

【演奏会情報】大村博美 オペラ・アリアの夕べ in 自由が丘

大村博美 オペラ・アリアの夕べ in 自由が丘

〈日時〉
2018年11月4日(日)午後4時開演
〈会場〉
月瀬ホール
〈出演〉
大村博美(ソプラノ)*歌とお話
吉永哲道(ピアノ)

〈曲目〉
運命の力、蝶々夫人、他

〈会費〉
5,000円
〈特別協賛〉
月瀬ホール
〈お問合せ〉
email@tsukisehall.com

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