2022年07月31日

【終了御礼】スクリャービン生誕150周年に寄せて。

7月22日、ヤマハ銀座店6Fサロンにて、「田中正也&吉永哲道 ジョイントリサイタル
〜スクリャービン生誕150周年に寄せて〜」を開催致しました(15:00開演、及び18:30開演の2公演)。
アンケートに多くの好評のご感想をいただきました事、大変嬉しく、ご来場いただきました皆さまに心より御礼申し上げます。

田中正也さんとは、今後も長くロシア・ソヴィエト音楽の演奏に力を注いでいきたいと思っています。
皆さまと、また会場でお会いできますように。
吉永哲道


〈プログラム〉
【前半】
A.スクリャービン
3つの小品 op.2
[田中]
F.ショパン:
マズルカ op.56-2
ノクターン嬰ハ短調 遺作
[𠮷永]
F.ショパン
エチュード op.25-1「エオリアン・ハープ」
スケルツォ第1番 op.20
[田中]
A.スクリャービン:
ピアノソナタ第3番 op.23
[𠮷永]

【後半】
A.スクリャービン:
左手のためのプレリュード op.9-1
2つの詩曲 op.32
[𠮷永]
山田耕筰:
スクリャービンに捧ぐる曲
A.スクリャービン:
ピアノソナタ第4番 op.30
[田中]
A.スクリャービン:
2台ピアノのための幻想曲
[田中&𠮷永]

〈アンコール〉
S.ラフマニノフ:
前奏曲嬰ハ短調 op.3-2
(作曲家自身による2台ピアノ編曲版)


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posted by tetsumichi at 15:00| その他

2022年03月09日

故郷。

私はこの文章の中で、何かに対する是非を問うつもりは全くありません。

連日ロシアとウクライナに関連するニュース等を見聞きしていますと、ただ悲しい感情が自分の中に込み上げてくる事を、私は否定できません。

故郷は、人の記憶の中にあります。
人が生きてきた事の、何よりの証である故郷が、多くの人々から失われてしまう
……そんな想像をせざるを得ないのです。

私には祈る事以外、何もできません。
ロシアに長く関わってきた音楽家として、今はただ、両国の平和を強く願っています。

𠮷永哲道

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posted by tetsumichi at 12:27| その他

2022年03月06日

2ndアルバム 『ピアノは歌う〜音楽の宝石箱〜 The Recital of Tetsumichi YOSHINAGA』 発売のお知らせ。

2ndアルバムをリリース致しました。
2021年10月11日に紀尾井町サロンホールで行いましたリサイタ ル、『ピアノは歌う〜音楽の宝石箱〜』のライヴ録音盤です。

《ピアノという楽器を人の声のように歌わせ、多彩に響かせる事。
その理想の実現は私にとって、11歳の春にロシアピアニズムの世界に足を踏み入れて以来、一生をかけて追い求める演奏上の美学となりました。》
(CDのライナーノーツより)

是非多くの方にお聴きいただければと思っております。
HPでもご注文を承りますので、どうぞお問い合わせ下さい。
尚、アーカイヴにて、R.シュトラウスの“明日”op.27-4(M.レー ガー編)をご試聴頂けます。
https://www.tetsumichi.jp/archive.html#2ndcd

吉永哲道

ピアノは歌う〜音楽の宝石箱〜
The Recital of Tetsumichi YOSHINAGA
吉永哲道(ピアノ)

〈収録作品〉
◆A.ペルト:
アリーナのために
◆J.S.バッハ:
最愛の兄の旅立ちに寄せるカプリッチョ 変ロ長調 BWV992
◆R.シューマン:
3つのロマンス op.28より 第2番 嬰ヘ長調
◆F.リスト:
愛の夢第3番
◆R.シュトラウス=M.レーガー:
“明日” op.27-4
◆E.グラナドス:
スペイン舞曲集 op.37より 第5番 “アンダルーサ(祈り)”
◆S.ラフマニノフ=A.ヴェデルニコフ=𠮷永哲道:
”ここは素晴らしい” op.21-7
◆S.ラフマニノフ:
10のプレリュード op.23より 第4番 ニ長調
◆N.メトネル:
おとぎ話 ヘ短調 op.26-3
◆P.チャイコフスキー:
《四季》op.37bより 6月 “舟歌”
瞑想曲 op.72-5
◆F.シューベルト:
ワルツ ロ短調 D.145 op.18-6
◆F.ショパン:
レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ(ノクターン 嬰ハ短調 遺作)
◆J.S.バッハ=M.ヘス:
主よ、人の望みの喜びよ

吉永哲道(ピアノ)
ライヴ録音:2021年10月11日、紀尾井町サロンホール
定価:2,500円(税込)


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https://www.tetsumichi.jp/archive.html#2ndcd

posted by tetsumichi at 16:00| その他

2022年02月17日

【終了御礼】熱量を持って。

《シューベルトの最も神秘的な側面 ─ それは、私たちの心の中 だけに在って現実には存在しない、永遠に失われてしまった世界 へのノスタルジーなのだ。》

《チャイコフスキーは、ほとんど失われてしまった、音楽を楽し む心地よい喜び、静けさ、集中度の高い内的世界の生活を、私た ちに呼び戻してくれるのだ。彼の音楽は、私たちの古き良きもの への回顧の憧れに応えるものである。》

── ヴェーラ・ゴルノスターエヴァ


2月4日にカンマーザール in 立川、8日に大泉学園ゆめりあホール にて、ソロリサイタルを行いました。
お越しいただきました皆さまに、心より御礼申し上げます。

その音符を書かなければならなかった、書かざるを得なかった作曲家のひらめきや情熱。
じっと響きに耳を傾けていると、きこえてくるものがあります。 楽譜から、作曲家の心の中にあった「音楽=真実」を掴み取る事。
演奏家は作品と向き合う時、自らの内に圧倒的な熱量を持ってい なければならないと思うのです。

また会場で皆さまとお会いできますように。
感謝を込めて。

𠮷永哲道


〈プログラム〉
【前半】 F.シューベルト:
即興曲集 D935 op.142より第2番 As-dur
楽興の時 D780 op.94
【後半】 P.チャイコフスキー:
感傷的なワルツ op.51-6
ノクターン 嬰ハ短調 op.19-4
五拍子のワルツ op.72-16
瞑想曲 op.72-5
S.プロコフィエフ:
ピアノソナタ第7番 op.83

〈アンコール〉
◆カンマーザール in 立川
F.ショパン:
レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ(ノクターン 嬰ハ短 調 遺作)
J.S.バッハ=M.ヘス:
主よ、人の望みの喜びよ
◆大泉学園ゆめりあホール
M.グリンカ:
「別れ」ノクターン
J-F.ラモー:
クラヴサン曲集より “一つ目の巨人”
J.S.バッハ=M.ヘス:
主よ、人の望みの喜びよ

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posted by tetsumichi at 14:00| その他

2022年01月01日

迎春。

明けましておめでとうございます。
平素よりこのブログを訪問くださり、誠に有難うございます。
皆様にとって、2022年が幸多き一年となりますよう謹んでお祈り申し上げます。

良い音とは。
良い音楽とは。
結局のところ、その答えは個人の中にしかありません。

私の音。
私の音楽(演奏)。
音も音楽も、全ては私自身の人生の反映。
音楽が豊かになる様な人生を送りたいと、想わずにはいられません。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。
吉永哲道




【2022年1〜2月の演奏会】
◆祈り 第2回岩手県大船渡応援コンサート
〈日時・会場〉
2022年1月16日(日) 13:30開演(13:00開場)
としま区民センター 多目的ホール(池袋駅から徒歩5分)
*L.v.ベートーヴェンの合唱幻想曲op.80の演奏でソリストを務めます。


◆ソロリサイタル
〈日時・会場〉
2022年2月4日(金)14:00開演(13:45開場)
カンマーザール in 立川(JR立川駅北口より徒歩10分)
2022年2月8日(火)18:45開演(18:15開場)
大泉学園ゆめりあホール(西武池袋線「大泉学園駅」北口より徒歩1分)

〈出演〉
吉永哲道(ピアノ)

〈曲目〉
F.シューベルト:
即興曲集 D935 op.142より第2番 変イ長調
楽興の時 D780
P.チャイコフスキー:
ロマンス ヘ短調 op.5
瞑想曲 op.72-5

S.プロコフィエフ:
ピアノソナタ第7番 op.83


◆第8回 渡部智也 バスリサイタル
〈日時・会場〉
2022年2月18日(金)14:00開演予定
カンマーザール in 立川
2022年2月21日(月)18:30開演予定
ヤマハ銀座コンサートサロン(ヤマハ銀座ビル6F)

〈出演〉
渡部智也(バス)
吉永哲道(ピアノ)

〈曲目〉
A.グリリョフ、A.ワルラーモフ、A.アリャビエフ、N.チトフ、A.デュビューク、A.ヴェルトフスキー、M.グリンカの歌曲及びオペラアリア



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posted by tetsumichi at 07:00| その他