2021年02月21日

【終了御礼】恩師を偲んで。

去る2月8日、紀尾井町サロンホールにてリサイタル「ヴェーラ・ヴァシーリェヴナ・ゴルノスターエヴァ先生への音楽の贈り物」を実施、盛況の内に終了致しました。
緊急事態宣言発令下の現状を考慮し、入場者数を40席に限定させていただきましたが、当日は満員となり、改めましてご来場いただきました皆さまに篤く御礼申し上げます。

私は11歳の春に東京にてヴェーラ先生と出会い、その後、ヤマハマスタークラス及びモスクワ国立音楽院在籍期間を通し18年間、先生の薫陶を受ける事ができました。
先生との出会いによって私の人生がどれほど豊かなものになったのか……言葉では語り尽くせませんが、先生から与えられたものを次世代へと伝え、1人でも多くの方と“音楽する喜び”を共有する事が、これまでも、そしてこれからも私が生涯を通してなすべき仕事だと思っています。
私の自己満足かも知れません。
けれど、ヴェーラ先生が微笑みながら見守っていて下さる事を信じて。

どうぞ、皆さまの明日がよい日でありますように。
吉永哲道

〈プログラム〉
F.シューベルト:
15のワルツ(V.ゴルノスターエヴァ編纂)
L.v.ベートーヴェン:
ピアノソナタ第17番 op.31-2「テンペスト」
S.ラフマニノフ:
前奏曲 嬰ハ短調 op.3-2
M.ムソルグスキー:
展覧会の絵

〈アンコール〉
P.チャイコフスキー:
「四季」op.37bより 6月“舟歌”
J-F.ラモー:
クラヴサン曲集より “一つ目の巨人”
J.S.バッハ=M.ヘス:
「主よ、人の望みの喜びよ」(カンタータBWV147 より)


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2020年12月30日

心豊かに。

平素よりこのブログをご訪問下さっております皆さまに、心より感謝申し上げます。

2020年は私たちにとって激動の一年でした。
新型コロナウィルスの蔓延に脅かされた生活。
未だ収束は見えておりませんが、私はそれでもと、音楽が人の心に喜びをもたらす事を信じ、演奏、指導活動を続けて参りました。

人間が、人間らしくありたいという想い。
それこそが世界を救うエネルギーになると、私は強く思っています。
勿論、私個人に世界を変える力など到底ありませんが、先ずは身近から。
自らの手が届く範囲で、一人でも多くの方と音楽を通し何かを分かち合い、心の豊かさを求めていく事ができればと願っています。

どうぞ皆さまに、佳い新年が訪れますように。

吉永哲道


【2021年1〜2月の演奏会情報】
◆第7回 渡部智也 バスリサイタル
〜ダルゴムィシスキーからムソルグスキーへ〜
〈日時・会場〉
2021年1月22日(金)14:00開演(13:45開場)
カンマーザール in 立川
2021年1月25日(月)14:30開演(14:00開場)
日比谷スタインウェイサロン東京 松尾ホール

〈出演〉
渡部智也(バス)
吉永哲道(ピアノ)

〈曲目〉
A.ダルゴムィシスキー:
愛している、美しい人よ
私は悲しい
東方のロマンス
結婚
夜のそよ風
退屈で悲しい
若者と乙女
九等官
庭園
ボレロ
M.ムソルグスキー:
歌曲集「死の歌と踊り」全曲
(ロシア語歌唱、日本語字幕付き)


◆ソロリサイタル
《Музыкальное приношение В.В.Горностаевой》
〜ヴェーラ・ヴァシーリェヴナ・ゴルノスターエヴァ先生への音楽の贈り物〜
吉永哲道 ピアノリサイタル

〈日時・開場〉
2021年2月8日(月)18:45開演(18:15開場)
紀尾井町サロンホール

〈出演〉
吉永哲道(ピアノ)

〈曲目〉
F.シューベルト:
15のワルツ(V.ゴルノスターエヴァ編纂)
L.v.ベートーヴェン:
ピアノソナタ第31番 op.110
S.ラフマニノフ:
前奏曲 嬰ハ短調 op.3-2
M.ムソルグスキー:
展覧会の絵


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2020年10月30日

【終了御礼】スピリチュアルな体験。

去る10月18日、静岡市研屋町の顕光院にて、ピアノリサイタルを開催させていただきまし
た。

新型ウィルスによる社会の混乱がまだまだ収まらない状況下ではありますが、60名ほど
のお客様がご来場くださり、私自身、石床のご本堂に響き渡るピアノの音色を心ゆくまで
堪能しながら、演奏させていただきました。
演奏の場をご提供くださったご住職の木村文輝様を始めとしまして、今回この演奏会に
関わってくださった全ての方々に、心より御礼申し上げます。

“ステージで演奏する時、貴方は神と対話するのですよ”
昔、私の恩師がそうおっしゃった事がありました。

一音の響きの中に、私たちは何を聴くのか?
何を感じ取るのか?
自ら奏でる音にじっと耳を傾ける時間は非日常であり、何か特別な……スピリチュアルな
体験であると感じずにはいられません。

人々の、心豊かな生活。
私は、音楽がその一助になるならば、この先も一心に演奏を続けていきたいと思ってい
ます。
どうぞ明日が良い日でありますように。

吉永哲道

令和2年 顕光院 秋の本堂コンサート
ピアノの音色に誘われて 〜吉永哲道 独奏会〜

〈出演〉
吉永哲道(ピアノ)

〈プログラム〉
F.ショパン:
ノクターン 嬰ハ短調 遺作
J-F.ラモー:
クラヴサン曲集より
“ミューズたちの対話”
“いたずら好き”
“一つ目の巨人”
L.v.ベートーヴェン:
ピアノソナタ第8番 op.13「悲愴」
M.ムソルグスキー:
展覧会の絵

〈アンコール〉
P.チャイコフスキー:
「四季」op.37bより 3月“ひばりの歌”
E.グラナドス:
スペイン舞曲集より アンダルーサ


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2020年09月11日

33.私の母。

先々月、7月末に、母が75歳で亡くなりました。

このブログでは、これまで音楽以外のプライヴェートにまつわる話題は書いてきていませんが、私のこれまでの音楽人生は母の存在なしでは考えられず、少しだけ、母の事を綴りたいと思います。


母は看護師として働いていましたが、1978年11月に私が生まれた後数年間、仕事を離れていました。
母に音楽を専門的に勉強した経験は全くありませんが、この離職していた数年間は私のピアノの練習に付きっきりで、それは厳しく、度々喧嘩をしていた記憶があります。母は若い頃から、自分の意志と行動で人生を切り開いてきた人でした。だから、中途半端な事は許せなかったのでしょう。

そんな子供時代を過ごしながらも、私は根っからの母親っ子でした。

東京の音楽大学に進学した時。
私が東京に引っ越して間も無く、入学式に出る為に母が上京してくれました。一人暮らしを始めたマンションで、母が作ってくれたポテトサラダをたらふく食べた事。
母が愛知に帰る日、記憶違いでなければ……新宿駅で中央線に乗り換え、東京駅まで見送りに行きました。東京駅構内の売店で母が、「家で食べなさい」と芋羊羹を買ってくれた事。新幹線の改札を通り抜け遠くなっていく母の姿を見ながら心細くなった感情を、おぼろげながら覚えています。

モスクワに留学していた間も、夏休みで帰国して練習をしていると、部屋の引き戸を開け口出しをしてくる事がしばしば。全く見当外れの意見ならば私も聞き流せたのですが、これがまた妙に的を射ていたりするものですから癪に触り、口答えをしてしまったものです。

元気だった頃の母は、私の帰国後、名古屋及び近郊での演奏会や講座には毎回足を運んでくれました。
演奏会前で実家にいる時には、必ず、母に演奏を聴いてもらいました。
ただし、「ただ聴いてくれるだけでいいからね。余計な事は言わないで。」と一言釘を打って。

私にとって一番の理解者だった母。

私は、来世で「精一杯仕事をしてきました」と胸を張って母に会えるよう、今後の人生を真摯に歩んで行きたいと思っています。


生んでくれてありがとう。
育ててくれてありがとう。
僕に、音楽の道を開いてくれてありがとう。

母に、心から感謝します。


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2020年09月03日

【終了御礼】炎のベートーヴェン。

8月16日(日)、名古屋は宗次ホールにて、今年で8回目となる黒岩悠さんとのデュオコンサート(ソロ&2台ピアノ)を開催致しました。

宗次ホールはコロナウィルス感染防止対策の一環として入場者数を310席の約半分、150席に限定して公演を行ってくださっていますが、当日は130名程のお客様がご来場下さり、ただただ、感謝の想いで演奏させていただきました。

私は、クラシック音楽が何か特別な力を持っているとは思っていません。
ですが、人がそこに何かを求めるならば、その時、音楽は私たちの心と生活を満たし、良い未来へと向かわんとする原動力になると信じています。
苦悩を通り歓喜へ。
ベートーヴェンはまさに、生涯を音楽に捧げそれを成し遂げた人物でした。

宗次ホールのスタッフの皆様、そしてご来場下さった皆様に、重ねまして心より御礼申し上げます。
どうぞ、明日が良い日でありますように。
吉永哲道



ベートーヴェン生誕250周年
黒岩悠×吉永哲道
悲愴!熱情!運命!!
炎のベートーヴェン


〈出演〉
黒岩悠(ピアノ)
吉永哲道(ピアノ)

〈プログラム〉
[吉永ソロ]
ピアノソナタ第8番ハ短調 op.13「悲愴」
[黒岩ソロ]
ピアノソナタ第23番 op.57「熱情」
[2台ピアノ]
交響曲第5番 op.67「運命」
*ウルリッヒ編曲の連弾版を2台ピアノで演奏。

〈アンコール〉
J.S.バッハ=M.ヘス:
主よ、人の望みの喜びよ



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