2022年02月17日

【終了御礼】熱量を持って。

《シューベルトの最も神秘的な側面 ─ それは、私たちの心の中 だけに在って現実には存在しない、永遠に失われてしまった世界 へのノスタルジーなのだ。》

《チャイコフスキーは、ほとんど失われてしまった、音楽を楽し む心地よい喜び、静けさ、集中度の高い内的世界の生活を、私た ちに呼び戻してくれるのだ。彼の音楽は、私たちの古き良きもの への回顧の憧れに応えるものである。》

── ヴェーラ・ゴルノスターエヴァ


2月4日にカンマーザール in 立川、8日に大泉学園ゆめりあホール にて、ソロリサイタルを行いました。
お越しいただきました皆さまに、心より御礼申し上げます。

その音符を書かなければならなかった、書かざるを得なかった作曲家のひらめきや情熱。
じっと響きに耳を傾けていると、きこえてくるものがあります。 楽譜から、作曲家の心の中にあった「音楽=真実」を掴み取る事。
演奏家は作品と向き合う時、自らの内に圧倒的な熱量を持ってい なければならないと思うのです。

また会場で皆さまとお会いできますように。
感謝を込めて。

𠮷永哲道


〈プログラム〉
【前半】 F.シューベルト:
即興曲集 D935 op.142より第2番 As-dur
楽興の時 D780 op.94
【後半】 P.チャイコフスキー:
感傷的なワルツ op.51-6
ノクターン 嬰ハ短調 op.19-4
五拍子のワルツ op.72-16
瞑想曲 op.72-5
S.プロコフィエフ:
ピアノソナタ第7番 op.83

〈アンコール〉
◆カンマーザール in 立川
F.ショパン:
レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ(ノクターン 嬰ハ短 調 遺作)
J.S.バッハ=M.ヘス:
主よ、人の望みの喜びよ
◆大泉学園ゆめりあホール
M.グリンカ:
「別れ」ノクターン
J-F.ラモー:
クラヴサン曲集より “一つ目の巨人”
J.S.バッハ=M.ヘス:
主よ、人の望みの喜びよ

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posted by tetsumichi at 14:00| その他