2018年04月05日

1.音楽に携わるならば……。

音楽に対する愛情があれば
作曲家が書いた全ての音を自ずから
大切にせずにはいられないだろう。

音楽に対する愛情があれば
ハーモニーの変化に無関心ではいられず
それを何とか響きで表現したいと熱望するだろう。

音楽に対する愛情があれば
優れた技術を身に付ける為にかかる長い長い年月、労力、忍耐……
それら全てを苦と思わず受け入れられるだろう。

音楽に対する愛情があれば
興味も情熱も永遠に尽きる事はないだろう。

音楽に対する愛情があれば
他人からどの様な評価を受けようと迷う事なく
自分が到達せんと願う境地に向かって歩み続けられるだろう。

音楽に対する献身があれば
音楽は必ずやその人の心を豊かにしてくれるだろう。

音楽に対する献身があれば
その人は決して思い上がる事はないだろう。

音楽に対する愛情と献身があれば……
その人は感謝を忘れる事はないだろう。

posted by tetsumichi at 07:00| 音楽について

2018年04月01日

ご挨拶

ピアノと言う楽器から生まれる、響き。
響きは物質として目に見えるものでもなければ、手で具体的な感触を伴って触れられるものでもありません。そうでありながら、私たち音楽をする人間はそこに色を、質感を、性格(キャラクター)を……様々な「何か」を求め、響きによって創造される音楽に、情感を揺さぶられるのです。

音(響き)そのものが、美しく澄んでいなければならない。
音(響き)そのものが、高貴でなければならない。
音(響き)そのものが、歌っていなければならない。
音(響き)そのものが、何かを語っていなければならない。

私は音楽が「響きの芸術」である事を、特に、11歳の時に出会いその後18年間師事する事となったモスクワ音楽院教授、故ヴェーラ・ゴルノスターエヴァ先生に10代前半の頃から徹底的に教え込まれ、そして現在は、東京在住の大野眞嗣先生(HP「ピアノの時空」http://www.onoshinji.jp)の下で更にその追求を続けています。

両氏に共通するのは、ロシアピアニズム。


このブログでは、過去から現在に至るまで、私がこのピアニズムへの傾倒により経験してきた事、学んだ、学んでいる事、思う事……等々を書き綴っていきたいと思います。

どうぞ末長くお付き合い頂ければ幸甚に存じます。

吉永哲道

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posted by tetsumichi at 07:00| ロシアピアニズム