2020年10月02日

【演奏会情報】顕光院 秋の本堂コンサート

新型コロナ・ウィルスのために、各地で様々な催し物が中止されています。感染拡大を防ぐため、それもやむを得ないことでしょう。けれども、人々の心も潤いを失いつつあるのではないでしょうか。ゆったりとした座席の間隔で、秋の夕べ、ピアノの音色に心をゆだねてみませんか。今回は、昨年顕光院で導入したピアノのお披露目コンサートです。感染防止のためマスクの着用をお願いします。窓を開放します。体調管理にご注意ください。
(演奏会チラシより)

顕光院ではこれまでに2度(2016年、2018年)、100年前のアンティークピアノを使用した演奏会に出演させていただいておりますが、今回は、昨夏ご本堂に搬入されたヤマハのモダンピアノでソロリサイタルを行わせていただきます。
皆様に、多彩なピアノの音色をお楽しみいただけますように。
心を尽くして演奏致します。
吉永哲道


令和2年 顕光院 秋の本堂コンサート
ピアノの音色に誘われて 〜吉永哲道 独奏会〜

〈日時〉
2020年10月18日(日) 17:30開演(17:00開場)
〈会場〉
曹洞宗 顕光院 本堂
静岡市葵区研屋町45番地
〈出演〉
吉永哲道(ピアノ)

〈曲目〉
J-F.ラモー:
クラヴサン曲集より
“ミューズたちの対話”
“いたずら好き”
“一つ目の巨人”
L.v.ベートーヴェン:
ピアノソナタ第8番 op.13「悲愴」
M.ムソルグスキー:
展覧会の絵

*曲目、曲順は予告なく変更する場合があります


〈入場料〉
一般 前売 1,500円 当日 1,800円
高大生 前売 1,000円 当日 1,000円
中学生以下 無料
*コロナ・ウィルス対策として、座席数を制限し、座席の間隔を広くとります。

〈チケット販売・お問合せ〉
曹洞宗 医王山 顕光院
Tel: 054-252-1337
http://www.shizuoka-kenkouin.com


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2020年09月11日

33.私の母。

先々月、7月末に、母が75歳で亡くなりました。

このブログでは、これまで音楽以外のプライヴェートにまつわる話題は書いてきていませんが、私のこれまでの音楽人生は母の存在なしでは考えられず、少しだけ、母の事を綴りたいと思います。


母は看護師として働いていましたが、1978年11月に私が生まれた後数年間、仕事を離れていました。
母に音楽を専門的に勉強した経験は全くありませんが、この離職していた数年間は私のピアノの練習に付きっきりで、それは厳しく、度々喧嘩をしていた記憶があります。母は若い頃から、自分の意志と行動で人生を切り開いてきた人でした。だから、中途半端な事は許せなかったのでしょう。

そんな子供時代を過ごしながらも、私は根っからの母親っ子でした。

東京の音楽大学に進学した時。
私が東京に引っ越して間も無く、入学式に出る為に母が上京してくれました。一人暮らしを始めたマンションで、母が作ってくれたポテトサラダをたらふく食べた事。
母が愛知に帰る日、記憶違いでなければ……新宿駅で中央線に乗り換え、東京駅まで見送りに行きました。東京駅構内の売店で母が、「家で食べなさい」と芋羊羹を買ってくれた事。新幹線の改札を通り抜け遠くなっていく母の姿を見ながら心細くなった感情を、おぼろげながら覚えています。

モスクワに留学していた間も、夏休みで帰国して練習をしていると、部屋の引き戸を開け口出しをしてくる事がしばしば。全く見当外れの意見ならば私も聞き流せたのですが、これがまた妙に的を射ていたりするものですから癪に触り、口答えをしてしまったものです。

元気だった頃の母は、私の帰国後、名古屋及び近郊での演奏会や講座には毎回足を運んでくれました。
演奏会前で実家にいる時には、必ず、母に演奏を聴いてもらいました。
ただし、「ただ聴いてくれるだけでいいからね。余計な事は言わないで。」と一言釘を打って。

私にとって一番の理解者だった母。

私は、来世で「精一杯仕事をしてきました」と胸を張って母に会えるよう、今後の人生を真摯に歩んで行きたいと思っています。


生んでくれてありがとう。
育ててくれてありがとう。
僕に、音楽の道を開いてくれてありがとう。

母に、心から感謝します。


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2020年09月03日

【終了御礼】炎のベートーヴェン。

8月16日(日)、名古屋は宗次ホールにて、今年で8回目となる黒岩悠さんとのデュオコンサート(ソロ&2台ピアノ)を開催致しました。

宗次ホールはコロナウィルス感染防止対策の一環として入場者数を310席の約半分、150席に限定して公演を行ってくださっていますが、当日は130名程のお客様がご来場下さり、ただただ、感謝の想いで演奏させていただきました。

私は、クラシック音楽が何か特別な力を持っているとは思っていません。
ですが、人がそこに何かを求めるならば、その時、音楽は私たちの心と生活を満たし、良い未来へと向かわんとする原動力になると信じています。
苦悩を通り歓喜へ。
ベートーヴェンはまさに、生涯を音楽に捧げそれを成し遂げた人物でした。

宗次ホールのスタッフの皆様、そしてご来場下さった皆様に、重ねまして心より御礼申し上げます。
どうぞ、明日が良い日でありますように。
吉永哲道



ベートーヴェン生誕250周年
黒岩悠×吉永哲道
悲愴!熱情!運命!!
炎のベートーヴェン


〈出演〉
黒岩悠(ピアノ)
吉永哲道(ピアノ)

〈プログラム〉
[吉永ソロ]
ピアノソナタ第8番ハ短調 op.13「悲愴」
[黒岩ソロ]
ピアノソナタ第23番 op.57「熱情」
[2台ピアノ]
交響曲第5番 op.67「運命」
*ウルリッヒ編曲の連弾版を2台ピアノで演奏。

〈アンコール〉
J.S.バッハ=M.ヘス:
主よ、人の望みの喜びよ



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2020年08月13日

【終了御礼】「生きた音楽」の復帰。

8月10日(月・祝)、立川市はカンマーザールでのコンサートを、盛況の内に終える事ができました。

会場はNPOの方々が万全の感染予防対策を講じて下さっており、お客様と私たち演奏者双方が、心置きなく音楽を楽しめる時間となりました。

作曲家、演奏家、そして聴衆。
この三者の繋がりによって初めて実現し得る、「生きた音楽」があります。

日々音楽活動の為に戦い、この様な場を提供して下さる「認定NPO法人 おんがくの共同作業場」の皆様、そしてコンサートにお運び下さったお客様に、深く、深く御礼申し上げます。

吉永哲道


郡司博の仲間たち
カンマーザールサロンコンサート in 2020 summer

〈出演〉
渡部智也(バス)
吉永哲道(ピアノ)
ゲスト
森松炎山(オーボエ)

〈プログラム〉
◆ピアノ独奏:吉永哲道
J.S.バッハ=M.ヘス:
「主よ、人の望みの喜びよ」(カンタータBWV147 より)
J.S.バッハ:
平均律クラヴィーア曲集第1巻より プレリュードとフーガ ハ長調BWV846
L.v.ベートーヴェン:
ピアノソナタ第8番ハ短調 op.13「悲愴」

◆オーボエソロ:森松炎山/ピアノ:吉永哲道
C.サン=サーンス:
オーボエソナタ ニ長調 op.166

◆バス独唱:渡部智也/ピアノ:吉永哲道
A.ダルゴムィシスキー:
「愛している、美しい人よ」
「東方のロマンス」
「庭園」
「結婚」

〈アンコール〉
◆バス独唱:渡部智也/ピアノ:吉永哲道
「ピアノのレッスン」
*D.チマローザのオペラ「宮廷楽士長」を渡部が改編。
◆ピアノ独奏:吉永哲道
F.ショパン:
Lento con gran espressione(ノクターン嬰ハ短調 遺作)


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2020年08月05日

【演奏音源】2018年9月24日の演奏会より。

【黒岩悠×吉永哲道 ピアノソロ&デュオコンサート
Voyage on France 〜音楽フランス散歩〜】より

今回の演奏音源は、フランス音楽です。

宮廷文化の産物である、洗練されたラモーのクラヴサン曲。
ドビュッシーは独自の音楽語法により、旋律で何かを強く訴えかけるロマン主義の音楽と
は全く異なる、響きの現象としての存在自体が鮮烈な印象を放つ音楽を創造、確立させ
ました。
その神秘性が顕著に聴き取られる、月の光の描写の試み。
ロシアの画家、イヴァン・クラムスコイ(1837〜1887)の名画「月夜」とともに、その研ぎ澄
まされた響きの世界を堪能いただければ幸いです。

吉永哲道


J-F.ラモー:
クラヴサン曲集(第3組曲)より
「ミューズたちの対話」
C.ドビュッシー:
ベルガマスク組曲より
「月の光」
前奏曲集第2巻より
「月光が降り注ぐテラス」
「風変わりなラヴィーヌ将軍」

吉永哲道(ピアノ)
Tetsumichi YOSHINAGA, piano

2018年9月24日、宗次ホールでの収録

*曲ごとの頭出しの時間は、YouTubeの概要欄をご覧下さい。

posted by tetsumichi at 09:57| 演奏音源