2019年08月01日

ピアノリサイタルのご案内。

“よい大家、ことにヨハン・セバスティアン・バッハのフーガを熱心にひくように。《平均律クラヴィーア曲集》を毎日のパンとするように。そうすれば、今にきっとりっぱな音楽家になる。”
── ロベルト・シューマン、「音楽の座右銘」より


6月2日のブログ記事「ピアノリサイタルのお知らせ」で告知致しました通り、11月22日及び12月3日(事情により2日から3日へ変更となりました)に、オール・バッハ・プログラムによるリサイタルを行います。

チケットの販売開始は9月頃を予定しております。
引き続きHP、FB及びブログにて情報を掲載して参りますので、どうぞ宜しくお願い致します。
吉永哲道


吉永哲道ピアノリサイタル
《J.S.バッハへの旅 vol.1(2019)》

〈会場&日時〉
【カンマーザール in 立川】
2019年11月22日(金) 14:00開演(13:30開場)
【紀尾井町サロンホール】
2019年12月3日(火) 18:45開演(18:15開場)

〈出演〉
吉永哲道(ピアノ)
渡部智也(バス)
井馬佐紀子(フルート)

〈プログラム〉
J.S.バッハ:
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(T.ニコラーエヴァ編曲)
インヴェンション BWV772-786 全15曲
◇カンタータBWV82 「われは満ちたれり」より
バス独唱/渡部智也
フルート/井馬佐紀子
◆最愛の兄の旅立ちに寄せるカプリッチョ 変ロ長調 BWV992
フランス風序曲 ロ短調 BWV831

◇…… カンマーザール公演のみ
◆…… 紀尾井町サロンホール公演のみ

*曲目は都合により変更になる場合があります。


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posted by tetsumichi at 07:00| 演奏会情報

2019年07月15日

29.聞こえてくる。

先月、ミハイル・プレトニョフ氏のピアノリサイタル、横浜(6月16日、フィリアホール)東京(6月17日、東京オペラシティ コンサートホール)の2公演に足を運びました。

彼にしか創造し得ない響きの世界に圧倒されながら、思った事があります。
それは、「聴いている(聴こうとしている)」と「聞こえている」事の感覚の違い。
両者の間には、非常に大きな隔たりがあるのではないかと……。

例えばJ.S.バッハの二声を弾く時。
一般的には音をよく聴きなさい、バランスをよく聴きなさいと言います。けれど、聴き手はどうでしょうか?常に二声を意識的に聴き分けようと頑張って聴いている……?

答えは否。

それでは疲れてしまい、音楽を味わうどころではなくなってしまいます。
つまり弾き手も、「自らが能動的に聴かずとも」二つの声部がすっきりと「聞こえてくるように」弾かなければならない。そのレヴェルに至って初めて、聞きやすく理想的なバランスが実現されたと言えるのです。

気が遠くなる程難しい事なのですが……私は40年程ピアノを弾いてきて、ようやくその事に思い至りました。

posted by tetsumichi at 07:00| 演奏技術について

2019年06月25日

28.音か、響きか。

音を聴く事と、響きを聴く事。

ピアノを演奏する上で、両者は似ているようで全く異なる行為であると言えます。

音とは、ハンマーが弦を打った瞬間に発生する、言わば打撃音。
響きとは、ハンマーの打撃によって弦が振動し、その振動が駒を介して響板に伝わり空気を振動させる事で生じる、空間へ広がり長く続く音の余韻、とでも説明できるでしょう。

テニスに例えるならば、ラケットでボールを打つ瞬間が音であり、その後相手のコートへ飛んでいくボールの軌道が響き。そんなイメージを持ってもよいと思います。

そのようにイメージすると、音を聴く事と響きを聴く事の違いを明確に認識できるのではないでしょうか。


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2019年06月15日

27.一生。

石の上にも三年、という慣用句がありますが、音楽を続ける事は三年どころか石の上に一生と言えるでしょう。


「たとえ周りの人たち皆に『あなたには才能がないから音楽はやめなさい』と言われようとも、音楽の道に進むという自分の気持ちを貫き通す。それくらいの意志がなければ、プロにはなれません」 ── もう随分昔の事になりますが、ある世界的ヴァイオリニストの方が、インタビューでこの様な発言をされていたのを読んだ記憶があります。


プロを目指すならば。

音楽に対して真剣にならなければならない。

音楽の道を気楽に考えてはいけない。

音楽に命をかけなければならない。


才能とは忍耐だ、と言ったピアニストがいますが、優れた音楽家になるには精神、技術両面においていかに忍耐強く、長い、長い時間をかけて自分自身を磨いていけるか、それにかかっていると言っても過言ではありません。

もしも、他人の評価次第で自分の意志が揺らぐならば。

自己鍛錬の過程で、妥協してしまうならば。

その人には、いずれ限界が訪れるでしょう。


自己鍛錬 ── 自分を見つめる事は、大変な辛さをも伴います。

ですが、尽きることのない向上心があれば、その辛さは克服できるはずです。良い音楽家になりたいと心の底から渇望しているならば、どんな嵐が来ようと、じっと石の上に座り続ける事は喜び以外の何物でもないはずですから。


そして、私は思うのです。

それこそが音楽を愛する事なのだと。



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2019年06月11日

【演奏会情報】黒岩悠×吉永哲道 ピアノソロ&デュオ コンサート

2015年9月に私たち黒岩&吉永のデュオで、前半にショパンの題名付きの名曲を並べたプログラムを披露させていただきました。今回再び、その第2弾とも言える名曲プログラムをお届け致します。
J.S.バッハからブラームスまで、慣例化した作品解釈の焼き増しではなく、私たちにしかできない、お聴き下さる方々に作品の新たな魅力を発見していただけるような演奏を目指します。
2台ピアノのメインはラフマニノフ。ホールの空間に響き渡る彼の音楽に、ロシアの香りと精神を存分に感じ取っていただけますように……。
是非、お誘い合わせの上ご来場いただければ幸いです!
どうぞ宜しくお願い致します。
吉永哲道


超アンコール名曲選!!
黒岩悠×吉永哲道 ピアノソロ&デュオ コンサート

〈日時〉
2019年8月11日(日) 13:30開演(13:00開場)
〈会場〉
宗次ホール
〈出演〉
黒岩悠(ピアノ)
吉永哲道(ピアノ)

〈曲目〉
[ソロ]
◇J.S.バッハ:
G線上のアリア(A.ジローティ編)
◆W.A.モーツァルト:
トルコ行進曲
◇L.v.ベートーヴェン:
エリーゼのために
◇F.ショパン:
別れの曲(エチュードop.10-3)
◆F.ショパン:
革命(エチュードop.10-12)
◆F.リスト:
ラ・カンパネラ(パガニーニ大練習曲第3番)
◇F.リスト:
愛の夢第3番
◆J.ブラームス:
ハンガリー舞曲第5番(G.シフラ編)
◆……黒岩ソロ ◇……吉永ソロ

[2台ピアノ]
B.スメタナ:
モルダウ
S.ラフマニノフ:
組曲第1番「幻想的絵画」op.5


〈入場料〉
一般自由席 2,000円
〈主催〉
宗次ホール
〈チケットお問い合わせ〉
宗次ホールチケットセンター Tel : 052-265-1718
チケットぴあ Tel : 0570-02-9999[Pコード:152-175]



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